Metaがメタバースとは?
こんにちはー,バーチャルサイエンティストの卵のRueです.
突然ですが,皆さん,
デスクトップ型PC ⇒ スマホ・タブレット ときて,次は一体どんなデバイスでインターネットにアクセスするんでしょうか.
そのヒントになるかもしれない言葉が,
中には聞いた事あるって人もいるかもしれませんが,普段の生活の中ではあまりなじみのない言葉ですよね.
分かりやすい例をいうと,サマーウォーズのOZの世界観ですね.
仮想の世界で自分のアバターを自由に動かして,遊んだり,バンドのライブを現実と同じように体験したり,仮想世界の職場のお仕事をしたり!
聞いてるだけでワクワクして,実際に体験してみたいって思いませんか!?
そんなちょっと近未来的な,SFチックな世界の技術をメタバースと呼んでいて,最先端企業のビジネスマンが注目している分野になっています.
その中でも,Facebookは自らの社名をメタへと社名変更するくらいに,メタバースに力を入れている企業です.
そこで,今日は,Facebookが目指す,メタバースの世界でどんなことができるのか,どんな社会が実現するのか,現実的には実現が可能なメタバースの限界点はどこなのかなんてことを紹介したいと思います.
ちなみに,次回の記事は,今回紹介のメタバースの基本情報を踏まえて,SAOのゲームの中に入り込む技術,フルダイブ技術と比較するって記事を投稿予定です.
もしかすると,メタバースが発展することで,フルダイブの実現につながるかも!?
メタバース技術に興味がある,フルダイブの実現を見てみたいって思う人は是非最後まで見てみてください.
- 現役の博士課程の学生で普段は脳科学の研究に従事
- 将来の夢はゲームの中に入り込む技術,フルダイブ技術の実現
- フルダイブの実現のためにも,皆さんに脳科学に興味を持ってもらいたい!
- ブログやYouTubeで最新の脳科学や役に立つ心理学情報を発信
YouTubeでも活動しているので,動画で情報を得たいって人はこちらからチェック♪
メタバースについて
まずは,メタバースについてもっと詳しく解説します.
先ほど,説明した通り,メタバースというのは,仮想の世界で自分のアバターを自由に動かして,活動するっていう技術のことですが,
Facebookの創業者,マークザッカーバーグはプレゼンの中でこのように表現しています.
“インターネットを見る方法は,デスクトップからウェブやスマートフォンへ”
”テキストから写真,そして動画へと変化していきました”
しかし,ここで終わりません.次のプラットフォームと媒体は,没入感を更に高めインターネットを具現化し,見ているだけでなく実際に体験できる場所になります.
そう,メタバースというのは従来の文字や画像,動画といった情報を見るインターネットではなく,
なんだそうです.
体験とは一体どんなことができるんでしょうか,その一例を紹介します.
↓よかったらの動画を1分くらい見てみてね♪↓
例えば,分かりやすい例では,現実世界から自分そっくりのアバターに乗り移って,友人たちと,仮想空間で会うということが可能です.
アバターに関しては,デフォルメされていても,ホログラムでも,ロボットのような外見でも可能で,自分が理想だと思う外見で友人と会うことができます.
また,仮想世界の中でも,ライブ会場で音楽ライブを楽しんだり,ゲームをプレイしたり,スポーツまでできちゃうかもしれません.
更にさらに,仮想空間で仕事をすることによって,現実世界で仕事をするよりも効率的に,そして幅広い選択肢で仕事を出来るようになっちゃいます.
教育や学術にも利用できる可能性があり,古い時代の環境を体験してみたり,医者の手術トレーニングをしたり,様々な環境に生息する生物について,目の前に存在するかのような臨場感で観察することができるかもしれません.
このように,これからのインターネットは,ディスプレイの前に座ってマウスをカチカチするのではなく,身体全体を使ってダイナミックに行動し,主体的に情報を受け取りに行くような形になるかもしれません.
メタバースの限界点
そんな夢のような技術,メタバースですが,実際問題として,これが現実に実現できるのでしょうか.
Facebookのメタバースの限界点について,考えてみましょう.
先ほどの例では,自分の理想の外見で友人と合ってコミュニケーションを取ることができるといいましたが,実は現状でもそれに近いことは出来るんですよね.
例えば,僕たちVTuberはこの姿のままZoomなどのWEB会議に出席することができるんですよね.そうであれば,ある意味ではメタバースを達成していると言えるかもしれません.
この問題に対して,Facebookは,メタバースはweb会議と比べて全身の表現ができることや細かい表情を再現できること,それによってより密接なコミュニケーションが取れると考えているようです.
次の問題点として挙げられるのは,ゲーム業界では実はメタバースはほとんど実現していて,あまり新規性って大きくないのでは,って問題です.
例えば,音楽ライブなら,バトロワゲーム,フォートナイトで米津玄師がライブをしていたり,
クラスターという仮想空間で輝夜ルナさんっていうVTuberがライブ活動していたり.
日常のコミュニケーションであれば,FF14で自分の好みに寄せたアバターで,写真をとったり,麻雀をして楽しんだり,
VRchatでは,もっと自由度高くキャラクタを作ったり,自分の部屋を作って友達を招待したり,なんてことは実現しちゃっているんですよね.
なので,正直,ゲーム文化にディープな人にとっては,
あともう一つのfacebookの目指す,メタバースの限界点.
それは,
例えばfacebookはスポーツの例でバスケットボールやフェンシングを出していましたが,これらのスポーツを没入感を持ってメタバース上で実現するためには,致命的に欠けているものがあります.
それは,
例えばバスケットボールでドリブルをするときに,現実の身体でボールを持っているわけではないので,ボールの重みや手触り,反動なんかを感じることができず,ボールの所有感覚を持つことができません.
フェンシングなんてもっと顕著で,お互いに剣で相手の剣を弾き飛ばしながら攻撃するスポーツだと思うのですが,メタバースだと仮想上の相手と剣を打ち合うことはできません.分かりやすい例としては,こんな感じのつばぜり合いができないんです.
だって,本当なら相手の剣が自分の剣がぶつかったときに,反発力やその衝撃を感じるはずなのに,メタバースだと現実世界で動かす身体の方に何の影響もありません.
相手の剣と自分の剣がぶつかってもすり抜けてしまうんです.
こうなってしまうと,そのアバターやメタバースの中の世界自体に対して,没入感や自分が操作していると思い込む操作感が薄れてしまうわけなんですね.
そんなわけで,結局のところ,メタバースもこれまでと同じく,視覚と聴覚しか使わないインターネットなので,その没入感には限界があると考えられるわけです.
もっと没入感のある世界をつくれたらSAOのフルダイブ技術に近づきそうなのに,惜しいですね.でも,よく考えてみたら,ゲームの中に入り込む技術フルダイブ技術と仮想世界で自分のアバターを動かして操作するメタバースっていうのはかなり似ていそうですよね.
っていうことで,次回は,フルダイブとメタバース,一体何が違うのかを比較しちゃう記事を投稿予定です.気になる人はぜひ,見に来てね♪
まとめ
ってわけで,今回は,Facebookが目指すメタバースの世界観でできること,そしてその限界について解説してみました.
今日の内容を簡単にまとめると,メタバースとは,サマーウォーズのOZの世界観のように,"仮想の世界において自分のアバターで",コミュニケーションやゲーム,仕事ができるようになる技術のこと.
問題点としては,既存のゲームで実現したメタバースからはあまり進化がない,facebookが最終的に望む技術レベルまでには大きな壁がいくつもあるということ.
実はSAOのフルダイブとよく似ているかも,ってことでしたよね.
今,ビジネスシーンを中心にこのメタバースへの取り組みを広げようと活動している,Facebookですが,今後はこのメタバース関連の事業に集中して力を入れていくそうなので,この夢のような技術がこれから先一気に発展するかもしれないと考えると楽しみですよね.
今後もメタバース関連の情報はチェックして,何か面白そうな情報を見つけたら皆さんにお知らせします.
次回は,今日紹介したメタバースとSAOのフルダイブの共通点と相違点,そして,どうすればメタバースがフルダイブに進化するのかなんてことを話してみたいと思いますので,気になる人は是非,要チェック!
それでは,今日はこの辺で,また次回の記事でお会いしましょう.
ばいばい.
The Metaverse and How We'll Build It Together -- Connect 2021
https://youtu.be/Uvufun6xer8?t=71
FF14
輝 夜ルナ
米津玄師
VRchat