神経科学学会公認!! ニューロナビゲータになりました!
こんにちはー,バーチャルサイエンティストの卵のRueです.
なんと,僕,バーチャルサイエンティストの卵のRueは,
ニューロナビゲータっていうのは,神経科学・脳科学が関わる最新情報を分かりやすく紹介・解説するって活動をする人たちのことです!
これめちゃめちゃ凄くないですか!!
っていうことで本日は,ニューロナビゲータとしての最初のお仕事として,日本神経科学学会ってどんなところなのか,どういう経緯でニューロナビゲータになったのか,今後の僕の活動はどうなっていくのかについてお話ししようと思います.
研究者以外だとなかなか普段接する機会の無い”学会”ですが,どんな仕事をしていて,どんな風に役に立っているのか,っていうことを分かりやすく解説していこうと思いますので,気になる人は是非最後までご覧ください.
- 現役の博士課程の学生で普段は脳科学の研究に従事
- 将来の夢はゲームの中に入り込む技術,フルダイブ技術の実現
- フルダイブの実現のためにも,皆さんに脳科学に興味を持ってもらいたい!
- ブログやYouTubeで最新の脳科学や役に立つ心理学情報を発信
YouTubeでも活動しているので,動画で情報を得たいって人はこちらからチェック♪
①日本神経科学学会とは
ではでは,まずは,①の日本神経科学学会について.
学会って耳にすることはあるかもしれないけど,研究者以外だと,普段接する機会が中々なくて,何やっているのか良くわからないですよね.
今日は僕が所属する日本神経科学学会を例に,学会の仕組みやお仕事などを解説してみます.
ではでは,日本神経科学学会についてなのですが,公式のHPによると,日本神経科学学会というのは,
脳・神経系に関する基礎、臨床及び応用研究を推進し、その成果を社会に還元、ひいては人類の福祉や文化の向上に貢献すべく、神経科学研究者が結集した学術団体
と記されています.
簡単に言えば,
って団体のことですね!
日本国内においては,脳科学を研究している人は,ほとんど参加しているってくらいにメジャーな学会で,脳科学者の卵の僕も勿論,参加しています.
そんな日本神経科学学会の一番のポイントは,研究者の研究領域のバリエーションがめちゃめちゃ広いこと!
皆さん,神経科学って聞いて,どんな分野を思い浮かべますか?
医学や薬学・生物学あたりを思い浮かべる人もいるかもしれませんが,それは,神経科学のたった一部で,その他にも
生物学系:分子生物学、細胞生物学などの非常にミクロな視点からの研究者
医学系:解剖学や生理学,薬学などの医学寄りの研究者
心理学系:心理学や行動学など,人の心や意識に関わる研究をしている人
工学系:最近流行りのAIを使った研究や脳活動でコンピュータを操作するBrain Machine Interfaceといった研究をする,工学や情報学,数学の分野の研究者
など,本当に幅広い研究者がこの日本神経科学学会に参加しているんです.
これは,色んな学術分野に関わっている脳・神経科学だからこそ見られる特徴で,神経科学学会のイベントに参加すると色んな分野の研究者とお話しできて,とっても刺激になります.
その他,大学の研究者以外にも,例えば,企業の研究者だとか,実験機材を作っている会社の人など,様々な人が参加している団体なんです.
そんな色んな分野の研究者や関連の企業を巻き込んだ団体の日本神経科学学会なわけですが,具体的にはどんなことをしている団体なんでしょうか.
神経科学学会のお仕事① 年次大会
やっぱり一番大きいのは,年一回開催される,日本神経科学学会の年次大会という学術イベント.
今年は沖縄で実施されていました.
このイベントでは,学会期間中に研究者が一同に集まって,自分の研究成果を発表して,アドバイスをもらったり,他人の発表を聞いて知識を深めたりします.
色んな分野の人の最新研究をその研究者本人から説明してもらえるので,最新情報を深く広く分かりやすくげっとできるチャンス!!
また,「自分はこんなこと研究しているんですよ〜って」アピールすることで,
・情報を仕入れる
・アドバイスをもらう
・アピールをする
・コネクションを作る
って意味でとっても大事なイベントなんですね.
神経科学学会のお仕事② 学術雑誌
この年次大会以外にも,日本神経科学学会のお仕事はあって,例えば,英語の学術雑誌,Neuroscience Researcの出版なんてこともやっています.
研究者以外の人にはあまり,馴染みがないかもしれませんが,学術雑誌っていうのは,研究者が普段読んでいる論文の集まり,論文集みたいなものだと思ってくれていいです.
研究者が自分の研究成果を世の中に論文という形で公開したいと思った場合には,自分で論文を書いて,それを学術雑誌に投稿する必要があります.
そして,学術雑誌の編集者が,「この論文は掲載」,「この論文は却下」って判断をしながら作った論文集を研究者は普段読んでいるんですよね.
日本神経科学学会は,こんな感じで,論文を投稿したい研究者から論文を集めて,学術雑誌という形で出版しているわけです.
学術雑誌が存在しないと,研究者は論文を公開する公開先がなくなっちゃうので,この学術雑誌の運営という仕事はとっても大切な仕事なんですね.
神経科学学会のお仕事③ ガイドライン
さて,その他の日本神経科学学会が普段行っているお仕事としては,例えば,ガイドラインの制定なんてものもあります.
世の中には,様々な実験機材や実験動物,実験方法が存在しますが,全ての研究で,これらの操作をバラバラに行っていたら,中々整合性がとれた研究を行うのは大変ですよね.
そこで,日本神経科学学会のような大きな団体が,
とか,
こんな方法で実験すれば安全ですよ〜,みたいに,一連の研究の基準を揃える指針を出すことで,安心・安全で正確な実験を実施できる流れを作り出そうとしているんです.
一個人でこんな感じでガイドラインを制定しようとしても,とっても大変だし,影響力も中々与えられないので,こういう取り組みはやっぱり大きな組織ならではな役割かもしれませんね.
②ニューロナビゲータとは
っていううわけで,ここまで,日本神経科学学会ってどんな団体なのかーってことを,紹介してきました.
こんな風に,様々な取り組みをしている日本神経科学学会ですが,今回新しく,最新研究の広報活動,つまりアウトリーチ活動に力をいれる事になりまして,新しく,ニューロナビゲータという役職を募集することにしていたんです.
最近の脳科学界隈って,本当に進歩が目覚ましくて,とってもびっくりするような,驚きの研究成果が,毎日報告されてきています.
その為に,日本神経科学学会から,最新の科学技術を分かりやすく一般の人に解説する役割として,ニューロナビゲータという役職を募集していたので,僕もこれに応募したら無事,通ったって訳なんです.
③今後の僕の活動
そんなわけで,これから1年間,日本神経科学学会公認のニューロナビゲータとして活動していくわけですが,どんな活動をしていきたいのか,最後に簡単にお話しますね.
まず,大前提として,今後の活動は,僕の活動の軸である,ゲームの中に入り込む技術・フルダイブ技術につながる最新の脳科学・メタバース技術を解説をしていくってことは基本的には何も変わりません.
ただ,せっかくニューロナビゲータになって,神経科学学会や研究者・研究所と連絡をとりやすくなったので,せっかくなので,色んなイベントだったり.研究室を見学する!といった活動を検討中です.
そんなことで,今後多方面で活動していこうと思っているのですが,早速一点イベントの告知を!
9/17 20時より,メタバースプラットフォームcluster上で未来のメタバース大討論会ってイベントを主催します.
テーマは,「脳で感じるメタバース」
ゲストには,メタバース関連のイベントに引っ張りだこのバーチャル美少女ねむさんと,東京大学のお医者さん&神経科学者の紺野大地さんに来てもらって,今のメタバースの現状,未来のメタバースがどうなるのかってことをお話していきたいって思っています.
神経科学学会も公認のイベントなので,きっと為になる情報をゲットできるはず!
YouTubeでも同時に配信するので,9/17 20時に是非.クラスターかこのYouTubeに遊びに来てください♪
詳細情報は決まり次第追記しますね.
まとめ
ってことで今日は,日本神経科学学会公認のニューロナビゲータになりましたって報告と,学会のこれまでの取り組み,ニューロナビゲータになった経緯なんかをお話してきました!
これまで2年間以上活動してきてて,少しずつだけど,一般社会そして,現役研究者側にも活動を知ってもらえるようになってきました.
今後もこんな風に活動を継続して,社会と研究者の橋渡しができるような存在を目指して行きたいです.
これからも,最新の脳科学情報やメタバース関連の情報を皆さんに分かりやすく解説していこうと思いますので,活動を応援するよー,脳科学に興味があるよーって人は是非,YouTubeでチャンネル登録をして,次回の動画・記事をお待ちください.
それでは,今日はこの辺でまた次回の動画でお会いしましょう.
バイバーイ.